毎日新聞

 京都市左京区の真宗大谷派岡崎別院で9日、婚活イベント「てらこん」が開かれた。20〜50歳代の男性24人、女性30人が参加し、異性とのおしゃべりや食事を楽しんだ。

 岡崎別院近隣の寺の住職や檀家(だんか)が集う岡崎別院門徒横町実行委が主催。男女の出会いの場を提供し、寺に親しみを感じてもらおうと昨年から始め、今年で2回目。昨年のイベントでは、4組のカップルが誕生したという。

 イベントでは、真宗大谷派僧侶でアナウンサーでもある川村妙慶さん(51)が、自らが41歳で結婚した経験を交えながら法話を行い、「先入観を持たず、一生懸命自己PRし、会話のキャッチボールの中から何かを発見してほしい」と語った。

 友達と参加した右京区の会社員、加藤由美子さん(47)は「お寺での婚活イベントなので安心して参加した。落ち着いた雰囲気で大人の婚活という感じ。直感を信じて良い人に出会えればうれしい」と話していた。【花澤葵】

〔京都版〕